そんなバカな!生命保険ショップで騙される?


最近、お客様からの要求で生命保険の見直し相談を受けることが増えています。

よくある相談内容は、
「某ショップで勧められた生命保険のプランが妥当かどうか見て欲しい」
というもの。病院で重病の診察を受けたとき、他の病院で診察内容が適切かどうかを確認してもらうことをセカンドオピニオンと言いますが、まさに「保険のセカンドオピニオン」というわけです。

セカンドオピニオンのイメージ




以下のエントリーで詳しく書きましたが、保険の営業マンというのは資格を持っている数で言ったら100万人以上もいます。

「ほけんの窓口」社長の脱税疑惑に思うこと

もっとも、その中には「本業は銀行員」とか「証券マン」で資格だけ持っているというひともいる訳で、実働しているのは半分以下だと思われます。

仮に半分だったとしても50万人近くもいますから、保険の営業マンにはいろんなひとがいます。

例えば、こんな感じです。

(1)「生命保険は家族への愛です!」というように情緒、感情に訴えるタイプのひと
(2)接待・ゴルフなどを通じて信頼関係を作っていくタイプのひと
(3)ネットやセミナーなどを通じて情報提供して、アクセスしてきた方とお仕事をするタイプのひと

基本的に、生命保険の営業成績や手数料というのは「新規契約を獲得したときのみ」にカウントされます。それに対して、損害保険の営業成績・手数料というのは契約の継続率に応じてカウントされます。

おかしいと思いませんか?
というのも、生命保険って納品(=保険金などが支払われること)が契約してからずっと後という特殊な契約です。納品されるまでに住所が変わったり、家族構成が変わったり、いろいろなことが起こり得ます。つまり、メンテナンスが欠かせないのです

でも、契約のメンテナンスして1円も儲からない。となるとどうなるでしょうか。
答えは簡単で、新規契約には熱心だけど、契約のメンテナンスについては放置
というような営業マンが、実は山のようにいるのです。

前置きが長くなりましたが、冒頭のお話し。
保険ショップなどで提案された保険を見て、びっくり仰天することが結構あります。

例えば、先日見直しを依頼されたケースでは、
・月額保険料    10万円
・一時払保険料  300万円
という高額な保険を保険ショップで提案されていました。普通のサラリーマン家庭(しかも共稼ぎ)で、です。

中小企業の社長など、キーマンに掛ける保障だったらいざ知らず、ここまで高額な保険を提案されたのはなぜでしょう。提案内容を見てみると、明らかに過大付保(保険のかけ過ぎ)です。どう考えても、顧客の利益よりも自社の利益を優先して提案しているとしか思えないようなケースも結構あるものです。

先日お目に掛かった社長に至っては、一族全員で50契約以上もの保険に入っていました。事情を聞いてみると、先代の社長が亡くなった時に保険金が払われて、大変助かったことがあったとか。そこで先代社長の奥様が一族全員に保険を掛けまくり、そんな事情を知らない跡継ぎである現社長がその事実を知ってびっくり仰天!「保険のセカンドオピニオン」を求められに来られたのでした。払われていた保険料は、なんと年額1,600万円!ほとんどが不要と思われたため、さっさと解約して法人契約での加入をお勧めしました。

これは少々極端な事例ではありましたが、中小企業の社長か同族の方だったら、個人で契約する保険はほとんど無意味といえます。なぜなら、個人契約だと税負担付きで保障を買うことになりますが、法人契約だったら保障があるのは当たり前として、利益を圧縮する効果があったり、積立金が個人と比較にならないほど有利だったり、個人契約と比べて圧倒的に有利であるためです。これについては、こちらのエントリーに詳しく書いてあります。

保険と言うのは進化もします。10年前の医療保険を例に取ると、入院して5日目から入院給付金がでるというタイプが主流でしたが、今は日帰り入院から給付金が払われるタイプも存在します。

保険は何でもそうですが、確実に保険金や給付金、積立金などが支払われて、初めて効果を発揮するものです。しかしながら、加入したら終わった気持ちになり、塩漬けになっている場合がとても多いものです。それだけだったらまだマシですが、保障が小さすぎたり積立金が毎年減っていく状態になっていたりと、塩漬けになったまま腐った状態になってしまっている場合も少なくありません。

生命保険は最低でも(解約したりするかは別にして)、5年~10年に一度は陳腐化していないかどうか、見直したほうが良いと思います。それによって、数十万円から100万円といった単位で保険料を節約したり、保障内容をより良くしたりすることが出来る筈だからです。

「保険のセカンドオピニオン」
必ず実行することをお勧めします。信頼の出来る方に診断して貰えば、絶対に損はしないと断言できます。

(おまけ)
気になった方はこちらもどうぞ。来週には、経済誌の週刊ダイヤモンドで保険特集組みますが、そちらの記事も書いています。

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