法人保険の4つのメリットと基本的な使い方


先生

■質問

法人が生命保険を掛けると得だと聞きました。
それは、どんな点でしょうか?

□回答

法人向けの生命保険には、
「法人ならでは」のメリットがたくさんあります。

《法人保険の4つのメリット》

(1)利益を圧縮する装置 
支払った保険料の一部を費用(損金)にすることができます。法人税負担前の収益から保険料を差し引くことができるため、利益を圧縮することができます。

(2)キーマン保障と退職金準備の両立 
在職時には手厚い保障を掛けておき、退職する際には解約して積立部分を退職金に充てることができます。
支払った保険料が100%以上戻ってくる保険もあります。

(3)自社株の移転資金 
オーナーにとって大きな問題となりかねない、自社株の移転資金をスムーズに用意できます。

(4)緊急予備資金 
いつでも解約して現金化できます。積み立てたお金を担保に、保険会社から借り受けを受けることもできます。銀行だと融資の審査がありますが、保険の場合は審査はほとんどなく、数日中に現金が会社の口座に振り込まれます。

個人で加入する保険は、所得税と住民税、社会保険料などを差し引いた可処分所得の中から保険料を払うことになりますが、法人で加入する保険は、そうではなくて税引き前の会社の収益から保険料を払うことになります。

どちらが有利かは明らかですね。
会社オーナーでしたら、とくだんの理由がないかぎり、個人保険ではなく法人保険で保障を掛けたほうが圧倒的に有利です。

注意が必要なのは、生命保険を解約した際の税務上の取り扱いです。というのも、解約した場合に発生する一時金は雑収入となるため、何もしなければ法人税の課税対象となってしまうからです。これを避けるには、解約益と相応の費用をぶつけて相殺するのがセオリーです。

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例えば、解約時の一時金が発生した同じ期に役員退職金を払うやり方が考えられます。

そうすれば解約雑収入と役員退職金が相殺されるので、税負担が減ります。法人契約で生命保険を掛ける最大のメリットは、法人税法上の損金算入が使えることと、解約・満期受取りが会社ということです。

やっとの思いで確保した収益は、2012年2月現在、何もしなければ36%の税負担が課せられます。
内部留保を厚くすれば経営が安定すると言いますが、それほど簡単なことではありません。

その点、収益を現金などの流動資産ではなく、保険資産という固定資産として持っておけば、

  1. 税金の繰り延べ効果があり、
  2. 経営者の身体に万一の保障を掛けながら、
  3. 緊急予備資金として使える外部拠出金を蓄積できて、
  4. 最終的には退職金などの原資になる

このように、1つの保険で何役にも活用することが出来るのです。

法人保険は、出口戦略こそがもっとも大切であり、保障内容と戻りの良い保険を上手に組み合わせて使うのがポイントです。
さらに、役員退職金準備に損金を使えるのは法人契約のみです。死んで保険金がでるのは生命保険だったら当たり前ですが、法人保険はそうではなくて生き続けてはじめて効果がでるプランを選ぶ必要があります。

そのためには、法人向けの保険商品に関する知識はもちろん、税務、経営、商法、所得税、相続など、幅広い知識をもったコンサルティングが不可欠です

個人では利用できない「損金」を法人で上手に活用しながら、各種リスクに備え財務体質を強化してください。

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