「アルジェリアテロ」は免責条項に該当するか?保険金が支払われないなんて笑止千万


アルジェリアの人質事件、10人もの犠牲者が出ました。

事件が発生したアルジェリアのイナメナスという場所、外務省の海外情報のページによると、危険度は「十分注意してください。」及び「渡航を延期をお勧めします。」というレベルで、退避勧告が出されるほどの、テロが予測されていたようなレベルではなかったそうです。(注:2013/2/1現在、退避勧告がでています)

Timgad Trajan.jp




こちらはアルジェリアの世界文化遺産、ティムガッド。「アフリカポンペイ」の異名をとる、素晴らしい古代遺跡だそうです。テロの心配が無ければ、ぜひ一度は行ってみたいものですね。

 

さて、このような事件が起こると、「会社の仕事など、自己都合ではない理由で日本より危険な地域に行かなくてはならないとき、ケガや万一のことがあった場合の家族への保障ってどうなるのか?」って、気になりませんか?

生命保険には”免責条項”というのがあります。「免責」って何かというと、シンプルに言えば、保険金や給付金をお支払いしません、ということです。生命保険の約款に定められている「免責事由」(保険金・給付金をお支払いできないケース)にあてはまったら「免責」となります。保険金などが払われない「免責事由」の一例はどんなものか?というと、

・契約して3年以内の自殺

・保険金目当ての殺人

・犯罪、薬物による殺人、事故

・飲酒運転、無免許運転などによる事故

・戦争その他の変乱

・地震、噴火、津波による災害

などがあてはまります。

えっ!じゃ2011年の東日本大震災のときは、生命保険の保険金って支払われなかったの?!

と思われるかもしれませんが、東日本大震災のときは、全保険会社が一致団結して、3月11日の数日後までには被災者に対してすべての保険金を支払うことを決めました。

じゃなぜ「戦争その他の変乱」や「地震、噴火、津波による災害」が免責に含まれているかというと、保険会社が破たんするくらい大きな保険金払いが想定されるケースが無いとはいえないため免責条項に含まれているのです。つまり、想像がつかないぐらい大きなリスクは、いくら資金力のある保険会社といえども責任を負いかねない場合があるために、免責条項に含まれているのです。

ということですから、今回のアルジェリアテロはどうでしょう?保険会社から見て、想像もつかないぐらい大きなリスクに該当するでしょうか。もしくは、被害にあったプラント会社の社員は自己都合で退避勧告が出ているほどの危険な地域に行ったといえるでしょうか。

どちらもNoですよね。ご遺族の今後の生活のためにも、生命保険会社には良識のある判断を期待したいものです。

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