ペットボトルの水を1本1,000円で売るにはどうすればいいか


雲


“人とちょっとだけ違う”考え方をすれば、誰もが驚くアイデアを思いつく可能性があります。
そんなアイデアを仕事にされている方の本を読んでみました。

儲かる発想(by鳥井シンゴ氏)

“儲かる発想“と聞くと何やら怪しいビジネスモデルのようですが、本書はまったく異質です。
人とは少し異なるアイデアの発想法を論じた本です。


◆ペットボトルの水が1本1,000円で売れるか

健康志向の世の中です。ペットボトルで海洋深層水などを買っている方は多いと思います。同じように日常的にペットボトルで水を買うにしても、単に水筒を持ち歩くのが面倒くさいからという人もいるでしょう。(わたしです)

水



でも、昔は水やお茶をお金で買うという習慣そのものが日本人にありませんでした。水道水を直接がぶがぶ飲んでいた子どもの頃、海外では水が有料と聞いて驚いたものです。

大人でも、水やお茶などは水筒で持ち歩くか給湯室で沸かして飲むものでした。つまり、昔は誰もが当たり前のように水道水を飲んでいたということですね。ところが今や、水道水は全然飲まないという人もいます。

水はある人にはタダ同然の価値しかないのに、健康志向の強い人だと数百円する水を買います。ダイエット<痩せる水>やアンチエイジング<若返る水>などが開発されたら、2,000円でも売れるかもしれません。

あなたが砂漠の中にいて、喉が乾いて死にかけていると仮定しましょう。そのような場所で、最新型のタブレットとペットボトルの1本が1万円で売られていました。

どちらを買うでしょうか?まず間違いなく水を買いますよね。お金を持っていたら、10万円だして水を買いためるかもしれません。このようにまったく同じものなのに、条件と状況が変われば突如として価値が上昇し、高額であっても売れるようになることがあるのです。


◆テレアポで100万円のモノが売れるか

最近、社内のネットワーク環境をすべて見直すことにしました。

そのきっかけとなったのは、たまたま掛かってきた「通信費を見直しませんか?」というテレアポでした。企業に勤務されていたら分かると思いますが、この手の営業テレアポはたいていガチャ切りです。

しかしこの営業テレアポを私が受けたとき、事務所の電話・ネットの環境が悪い、LANケーブルがゴチャゴチャになっていてキレイにしたい、セキュリティも強化したいというニーズがありました。

そのことを話すと営業マンは機敏に反応し、「すぐにネットワークエンジニアを連れて行けます」と言われたので、話しを聞いてみることにしました。結局、事務所内のネットワーク環境をあらかた見てもらい、ネットワークの再構築サービスを提供してもらうことにしました。

その額はざっくり100万円と高額でしたが、値引きとリース契約のおかげで、月々の負担は僅かで済みました。テレアポしてきた営業マンは結果として、「通信費の見直し」よりはるかに高額な案件をGETしたことになります。

多くの中小企業は、電話が何十台・何百台とある場合は別として「通信費の見直し」だけでは大した効果はありません。それに単に安くしないだけなら、見積りを複数とって比較すれば素人でもできます。

その一方、「社内のネットワーク環境整備」は素人では太刀打ちできません。ルーターやファイアウォールの設定、それにLANケーブルの再配置やひかり電話の設定など、プロの技術力を必要とするので大仕事です。

しかしその効用は社内セキュリティの強化、システムメンテナンスの簡便さ、通信速度の向上など仕事全般に及びますから、出費は必要なものの計り知れないメリットがあったのです。


◆誰もが損をしない仕組みならモノは売れていく

水のように価値が低いものでも、条件・状況次第では高い価値で売れる場合もあります。
テレアポのように一般的にあまり好かれない売り方でも、相手のニーズにあったものを提供できれば高い値段のサービスが売れる場合もあります。

つまり誰もが損をしないように工夫すれば、値段は関係なくモノやサービスは売れるのです。

相手の立場になり条件・状況を読むことができれば、少しの工夫で相手は喜び、結果として自分も得をすることができます。そのためには、自分が得をすることばかり考えていてはダメです。

相手に損をさせず喜んでもらうことが、信用と信頼、そしてリピーターを生むのです。

このような発想を具体的にビジネスに取り入れたい場合にピッタリの本だと思いました。Kindle版は250円と値段も格安で満足度高いです!



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