「ディズニーランドのチケット値上げ」にみるインフレ雑感


ディズニーリゾートの2013/12現在のチケット代金は大人6200円ですが、2014/4/1以降は6400円に値上りすることが報じられています。

消費増税に伴い、東京ディズニーランド&シーの入場料金を値上げ–来年4月~

価格改定の理由は「消費税率8%の影響」とされていますが、実はディズニーチケットは開園以来、ほぼ一貫して3~4年おきに値上げされています。開園以来のチケット推移は以下となっています。

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こちらのサイトのデータをもとにまとめさせて頂きました。「指数」は、開園時のチケット代金(大人+中人+小人の合計)を1として、どれくらい値上りしたかをあらわしています。値上げの理由については、運営元のオリエンタルランドから「入場料金の値上げによって、新施設などの導入に伴う投資の回収を図るのが主な目的」と公式にアナウンスされているそうです。

こちらの財務省のレポートによると、わが国は1998年以降、10年以上断続的に続くデフレ状況にあると論じられていますが、ディズニーチケット代金はこれと反対に、2000年代に入っても一貫して上昇し続けています。アベノミクスではインフレ目標を2%に設定されていますが、実は上の表をならしてみるとディズニーチケットのチケット価格上昇率がだいたい年2%程度であることが分かります。

ではその一方で、消費者の給与はここ20年でどう推移しているでしょうか。
こちらのサイトから引用させていただきます。

民間企業で働く会社員やパート・アルバイト、派遣などの非正規従業員が2012年の1年間に受け取った給与の平均は408万円で、前年を1万円下回り、2年連続で減少したことが27日、国税庁の民間給与実態統計調査で分かった。役員を除く正規従業員の平均は467万円(男性520万円、女性349万円)。非正規は168万円(同225万円、同143万円)だった。同庁が正規、非正規を区別して調査するのは初めて。同庁が抽出した企業約2万社で働く約29万人の給与から全体を推計した。1989年の402万円と同水準で、ピークだった97年の467万円からは59万円減った。


物価水準が上がっても、それに伴って給与が上がり続ければいいですが、現実には25年前の水準にまで下がっています。もしこの状態のままで物価が上昇すれば生活にも影響しますし、せっかく貯めた資産も放って置けば価値が下がってしまいます。サラリーマンであろうが自営業であろうが、自身の稼ぎ力とインフレに備えた資産防衛策を真剣に考えなければいけなくなる。そのような時代がすぐそこまで近づきつつあるのかもしれません。

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