減ってしまうかも 生命保険料控除


早いもので、もう明日から11月です。2012年もあと残り2ヶ月ですね。

さて、例年この時期になるとやってくるのが『年末調整』です。
(年末調整って何だっけな?という方、オサライはこちらです)

ひと言で言うと、「所得税の計算を完結させるため」の手続きが年末調整です。
所得税は、こんな感じで計算されます。このなかの「所得控除」について、年末調整の申告ベースで所得税額が確定する仕組みになっているワケです。

※出典:http://www.mykomon.jp/nentyo/top.html

所得控除というのは、上記の基礎控除や配偶者控除をはじめ、全部で14種類あります。
で、このなかの「生命保険料控除」の計算の仕組みが、今年から大きく変わることになりました。

何がどう変わるか、というと以下のようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

出典:http://www.nikkei.com/money/investment/mandi.aspx?g=DGXZZO4685353003102012000000

2011年以前の契約に関しては、控除額は変わらず、最高控除額は10万円のままです。
新しい生命保険料控除が適用になるケースは、今年に入って生命保険に加入された方、もしくは保険契約を「更新」された方です。

一般生命保険、介護医療保険、年金保険の3種類すべてに加入していて、年間それぞれ4万円以上の保険料を払っている場合、最高控除額は12万円となります。・・・というレアケースに該当される方はいいのですが、死亡保障の生命保険だけ加入されている場合だと、生命保険料控除はこれまでの最高5万円から4万円に下がってしまいます。

全体でみると最高控除額が10万円から12万円になるので、一見しただけだと生命保険料控除がアップしたかのような印象を受けますが、実は介護医療保険タイプのものに加入していなければ生命保険料控除は減ってしまうのです。

と、このままであれば「保険料を2011年と同じ額を支払ったにもかかわらず、控除額は昨年分に比べて減るなんて」-という不満が寄せられるのは必至ですよね。そこで、「従来から加入していた保険(平成23年12月31日以前に締結した保険)」については、生命保険料控除の最高限度額を5万円のままとする経過措置が盛り込まれているのです。

また、2011年以前から契約している保険でも「更新型」だと、ここでいう新しい生命保険料控除の額が適用されることになってしまいます。旧契約の保険料と新契約の保険、両方に加入していた場合には、それぞれの上限が4万円となります。

たとえば生命保険料控除の計算で、旧契約の保険料(一般タイプのもの)5万円&旧契約の保険料(個人年金タイプのもの)5万円&新契約の保険料(介護医療保険タイプのもの)4万円となる場合、単純に加算すると14万円の生命保険料控除となりますが、この場合の限度額は12万円に調整されます。そうそうお得な話は無いってことですね。

年末調整に絡んで、もうひとつ。
先ほど、所得控除は14種類あるといいましたが、年末調整で控除できるのは11種類です。年末調整で控除できない3種類(医療費控除、雑損控除、寄付金控除)について控除をしたい場合には、別途確定申告をしなければなりません。

それから、今年に入って住宅を買った方。住宅借入金等特別控除の第1回目の申請は、確定申告で行なわなくてはなりません(2年目以降は年末調整で手続き可能)。2012年1月1日~12月31日の間に住宅を買った方の住宅借入金等特別控除の最高控除額は30万円ですから、申告する・しないでかなり差が出ます。必ず確定申告しましょう。それ以前に住宅を買った方の最高控除額は、コチラをご参考にされてください。

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