台風や大雨、竜巻などによる被害。保険はどこまでカバーできる?


例年ではありますが、今年は特に自然災害が全国各地で起こっています。

8月末には九州と中国地方で「これまでにない大雨」が降りましたし、2013/9/16には台風18号が日本列島を縦断し、関西、東海、関東甲信越など広い範囲で猛烈な被害がでました。特に京都では桂川が氾濫し、観光名所の嵐山などで床下・床上浸水の被害が続出しました。

被害にあわれた方の苦労は想像に難くありませんが、日本では今後、どこにいてもゲリラ豪雨による被害にあう可能性があると思います。決して他人事ではありません。そこで、台風や大雨などの自然災害に対応できる保険はどのようなものか?を考えてみます。

◆水害は、加入している火災保険によって保障がおりる場合、おりない場合がある

自然災害に対応する保険で、まず考えられるのは火災保険です。

火災保険は、昔からあるタイプの火災保険(住宅火災保険、住宅総合保険、団地保険など)と新しいタイプの火災保険でそれぞれ補償される範囲が異なります。「新しいタイプの火災保険」というのは、損害保険会社が最近だしている主力となっている火災保険です。

一般的な保障範囲は順番に、①住宅火災保険<②団地保険<③住宅総合保険<④新しいタイプの火災保険、となります。このうち①、②のタイプの保険は、水害の保障がついていません。このように、火災保険といってもタイプによって、水害が補償されるものと補償されないものがあります。まずは自分が加入している火災保険がどれになるのか確認しておきましょう。

◆損害を受けるのは建物だけではない 「家財保険」「車両保険」は要検討

台風や大雨による被害は建物だけに決してとどまりません。建物そのものへの被害はもちろんのこと、家具や家電製品などの家財などもダメージを受けることになります。そして家財への損害は「家財保険」をつけていないと補償されません

賃貸派の場合、建物自体にはオーナーが火災保険の契約をしています。その一方、後から運び込んだ自分の家財については、自分で家財保険の契約をしておかなくてはなりません。マンションを所有している場合、管理組合で火災保険に加入しているのであればほとんど心配はないでしょうが、古いマンションだと共用部も含めて自主管理となっている場合も有り得ると思いますので、注意が必要です。

また、車が水没する被害も水害時には多く発生します。この場合、車の補償は自動車保険の車両保険でカバーできます。しかし車両保険の種類の中にはいくつか種類があり、車同士の事故による車両損害のみを補償するタイプだと、水害による損害は補償されないことになります。

◆竜巻、台風による風災の場合は?

風災による被害の場合、アンテナが折れた、家具が吹き飛んだなどの物損被害にも保険金がおります。ただし、自分で設定した保険金額が上限になりますから、自宅が全壊した場合などでは保障額が全然足りない、ということにもなりかねません。

下記リンクの記事によると、竜巻などで自宅が全壊した場合、国からもその世帯に最大300万円が支給される制度があるそうですが、「全壊家屋が市町村ごとに10棟以上あること」が条件となるようです。先日、千葉県、埼玉県、栃木県などを襲った竜巻による被害では、この条件を満たすのは埼玉県越谷市のみだったとか。

竜巻被害…知っておきたい保険金「給付と不給付」の分岐点

ありとあらゆる被災による損害を保険で全額まかなうのは普通は無理ですが、まずはご自身の住まいに最もあった損害保険の加入を検討して、万が一の被災に備えたいものです。そして、大雨や竜巻による被災地の復興を心よりお祈りしたいと思います。

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