普通預金と当座預金の違いを知っていますか?


案外知らない人が多いな~、と思うことのひとつに「普通預金と当座預金の違いって何?」ということがあります。会社を経営していない人が当座預金口座を作ることはまずありません。よって知らなくても日常生活には何不自由しませんけれども、いつか役に立つかもしれないトリビアとして書いてみます。

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まず、普通預金も当座預金もいつでも預け入れ、引き出しが可能な預金であることには変わりありません。 しかし、普通預金と当座預金には以下の違いがあります。

①当座預金には利息がつかない
当座預金は「無利息」の預金です。普通預金のように利息がつきません。 日本では会社の決済用口座として使われるのが一般的です。

②小切手による支払いが可能
当座預金の最大の利点は「手形や小切手による支払いが可能になる」事です。ビジネスですと大きな金額を扱うことがありますが、多額のお金は持ち運びが大変だし、紛失や盗難のリスクもあります。そこで小切手や手形など、支払いを現金以外で行なうことにより、「現金取引による弊害」を排除することができます。 ただし法人が小切手により支払いをすると、帳簿上と実際の預金残高が合わなくなるなどのデメリットもあります。

③6カ月のあいだに2回不渡りを起こすと倒産?!
小切手や手形は、発行された人が銀行に提示することで、当座預金から金額を引き落とすことになります。そのときに残高が1円でも不足していたら、小切手や手形は決済ができません。これが「不渡り」です。6カ月のあいだに2回不渡りを起こすと「銀行取引停止処分」となり、当座預金口座が利用できなくなります。こうなるとビジネスを続けられなくなることが多く、実質の経営破たんということになります。

当座預金は一般的に大きな金額の取引に利用され、また不渡りを出すと銀行にも取引先にも迷惑がかかることから、当座預金の口座を開設するに当たっては審査があります。業務内容や決算の状況などのきびしいチェックを受けなければなりません。逆に、メガバンクなど大きな銀行に当座預金があると、審査にパスしたということになりますので、特に中小企業などにとっては会社の信頼性やステイタスにつながります。

昔は法人の決済といえば当座預金でしたが、今はネットバンクの普及や当座預金の審査が厳しくなったことによって、企業の決済用としても普通預金が用いられる機会がかなり増えています。

④銀行が破たんしても当座預金は守られる
普通預金はペイオフによる1000万円の限度額があります。銀行が破たんした場合、1000万円までしか保護されません。しかし当座預金は預金保護法により「決済性預金」とされ、銀行が破綻した場合も預金額の全額が保護の対象となります。

⑤海外だと個人でも当座預金を日常的に使う
当座預金口座は、日本では会社の決済口座としてしか馴染みがありませんが、例えば小切手社会のアメリカでは、当座預金は個人の決済口座として利用されています。小切手を多用するために当座預金が日常的に使用する口座で、キャッシュカードの引出し、給料の振込みや公共料金の支払いなども当座預金と普通預金を連動させて行なうのが普通だといいます。この事情は香港などでも同じです。

ちなみにスイスには外貨とのリアルタイム連動口座なるものがあるそうです。VISAやMASTERが使えるATMさえあれば、世界中どこでも現地通貨が取り出せるというサービスです。外貨両替が要りませんから便利ですね。さすが金融立国スイスです。日本でも扱って欲しいものです。

このように普通預金と当座預金はいろいろな違いがあります。以上、ちょっとしたトリビアでした。

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