世界からみた日本の年金制度の評価は・・・、なんと世界18カ国中17位!


若い世代の年金に対する関心が高まっていると感じます。毎月xx円を積み立てて1億円貯めようという金融サービスの広告宣伝が盛んですし、私の本業である生命保険分野でも「個人年金保険」に対する問い合わせが年々増えています。

消えた年金問題や年金財政に関する懸念から、いまや将来の年金について不安を抱いていない人は殆どいないと思います。少子高齢化が進むと、多数の高齢者を少数の勤労世帯が養わなければいけなくなることは以前コチラのエントリーで書きました。

しかし、少子高齢化は日本だけでなく世界的に進行している現象です。よって、年金制度の維持は日本固有の課題ではありません。日本の年金制度には批判も多いですが、海外にも年金制度はあるわけですから、他国と比較してどうか?を知っておくことも大事ではないでしょうか。

世界各国の年金制度の比較については、コンサルティングファームのマーサーが公表している「グローバル年金指数」が参考になります。この指数は、

・老後に充実した生活をおくれるか?(十分性)
・年金は約束どおりの額が支払われるか?(持続性)
・年金制度はきちんと運営されているか?(健全性)

の3項目から評価し、それぞれを数値化したものです。2012年版の主要18カ国の指標は以下のようになっています。

WS000086


引用元:http://www.mercer.co.jp/survey-reports/1485280

総合指標では、なんと日本は18カ国中で17位。アジア諸国は軒並み下位ですが、中国や韓国よりも下の評価とは残念な結果です。特に「持続性」の項目が28.9点と最低水準で、「将来、本当に年金がもらえるの?もらえないの?」という国民の不安が顕著に反映されています。この結果について、マーサー社のコンサルタントの方がこちらのサイトで以下のようにコメントしています。

「日本の年金制度のランキングは世界の対象国で見ても下から2位であり、アジアの中でも同様に下から2位という結果になりました。また、アジアの対象国のほとんどが下位にランキングされています。詳しく指数を見てみると、特に所得代替率(現役世代の年収と年金給付額の比率)と最低年金額が他の対象国に比べて低いことが分かります。これより、アジアの対象国では他の対象国よりも企業年金や個人の貯蓄等の必要性が高く、負担が大きいことが伺えます。」

公的年金で不足する分は、個人の貯蓄で賄わなければいけません。老後の生活では、公的年金以外から安定的な収入を得ることが難しくなります。とはいえ、「どうやら公的年金だけでは足りない」「じぶん年金が必要不可欠になりそうだ」とあらかじめわかっているのですから、将来に向けてじっくり時間を掛けて準備すればいいわけです。現状を把握して、前向きに計画的な資産形成をしたいものです。

そこで気になるのは、「じゃ個人レベルで計画的な年金作りってどうすれば築けるの?いつまでにいくら準備すればいいの?」ということだと思いますが、具体的な考え方や対策については以下のエントリーを参考にされてください。

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