個性を活かせ!みんな違ってみんないい モンスターズユニバーシティ


前作『モンスターズインク』が公開されたのは、なんと12年前。もう、そんな経つのですね・・

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スクリーンに映るマイクとサリー、ブゥに胸躍らせてから、早10年以上です。

休日の朝から、有楽町の映画館へ。話題のkitteでデパ地下グルメ予定でしたが、営業は11時からだったので、10時から営業してる大丸東京駅店でお買い物。どうでもいいですが、デパ地下って胸おどりますね。ローストビーフとか韓国風のり巻きとか大人買いして、映画館でグルメ三昧しちゃいました。

そして映画の感想ですが、
さすがのピクサー。安定のクオリティ!

天才型と努力型。
どの世界、どの分野にも必ず存在する、
大きく分けて2つのタイプ。

どんなに一生懸命頑張っても、努力が報われない事だってある。
一方、たいした努力をしなくても、持って生まれた才能に長けた人間もいます。

これは事実。頑張った分だけ結果が付いてくる・・・訳ではないのが世の常ってもの。
生まれながらに幸せが約束されている人もいますが、普通は死ぬほど頑張っても、その努力は報われない。
悲しいかな、それが現実です。

そういう現実があっても、”子どもをおどかす才能が一切ない”と断言されても、
いじけず腐らずヘコタれず、前向きなマイクの姿は本当に魅力的で、

彼とは対照的に、才能を持ち将来を約束された存在であるはずのサリーは
努力が報われなくてもひたむきに頑張るマイクの姿をみて、慢心と努力不足を知り、
自分の考え方が間違っていたと気づきます。

自分一人ではさっぱり解けない問題も、完璧ではない者同士が
それぞれの持ち味を出し合い、足りないモノを補い合っていく。

ダメなモンスターの巣窟だった”ウーズマ・カッパ”が、マイクの頭脳とサリーの才能によって躍進します。
劣等の烙印を押されていたモンスター達も奮起。マイク、サリーの主役を食ってしまうような、思わぬ活躍を見せるのです。

前作の見どころのひとつは、サリーとブゥの、人とモンスターの垣根を超えたヒューマンドラマでしたが、
今作の見どころはマイクをはじめとするダメなモンスターが抱える”劣等感”。ダメでもともと。笑い飛ばしてしまえ!というエネルギーに満ちています。みんな違ってみんないい・・という歌を思い出します。

一見何の苦労も経験してきていない様な、サラリと何でも器用にこなしてしまうエリートタイプの人(モンスター)も誰にも言えない弱さを抱えていたりもする訳で、

逆に一見“大丈夫かいな?”と心配されるような人(モンスター)が、
実は誰にも負けない芯の強さを秘めていたりもします。

サリーがマイクに送る言葉。
“キミは怖くないかもしれない。
 だけどキミは怖いもの知らずだ”

最終的にマイクがたどり着くのは、彼の本来の夢とは少し外れたポジションです。
しかしそこは、彼が今まで積み重ねてきた努力を最高に活かせられる環境だったのでした。

この映画の見どころは、子どもに対しては「諦めなければ夢はかなう」ということ。
大人に対しては「今の自分に出来ることを考えて、諦めて務めることの大切さ」を教えてくれること。

一見すると相対する価値観ですが、努力して突っ走るだけが夢の実現に繋がるとは限りません。
才能のない者が努力しただけでは簡単に夢を掴めないという現実も描きながら、それでも諦めない限りは、
まだ道は残されているという希望を与えてくれます。

本作は早くも今年No1の興行成績のようですが、
「児童向けながら大人の鑑賞に堪えうる」、まさに世界のピクサーここにありの傑作です。
前振り(同時上映)の短編「ブルー・アンブレラ」も可愛くてすごく良いです。

前作を観てなくても大丈夫。
疲れ気味でも、本作を観たらきっと、少し元気が出ますよ。

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