加入者多数! 今すぐ見直したら100万円以上得する保険はコレだ!


わたしは仕事がら生命保険の見直し相談を日常的に受けますが、
「こういうタイプの保険に加入していたら、今すぐ見直したほうがいい」
という典型例をあげてみたいと思います。仮に、35歳の男性が加入しているものとします。

【主契約】
WS000077



            

【特約(1)死亡保障】
WS000079



            

【特約(2)医療保障】
WS000078



            

【保険料(月額の費用)】
WS000076



いかがでしょうか。「ごちゃごちゃしていて訳が分からない」と思われるのが普通だと思いますが、これがごく一般的な生命保険の構造です。大手生保会社の「総合保障型の商品」のインターネット保険料見積もりで、年齢と性別を入力することで、誰でも簡単に入手できる情報です。

一見、「よく分からないけど、たくさんの保障が付いているから、何か不測の事態が起こったときにも安心だろう」とも思えます。しかし本当に安心でしょうか。正しく判断するためには、生命保険という「商品」について、最低限の知識をもっておく必要があります。

◆「主契約」と「特約」

生命保険は「主契約」+「特約」という構造で組み立てられています。「主契約」とは生命保険のベースとなる部分で、通常は主契約のみで保険契約ができます。そして「特約」とは言わば「オプション」。付加することにより、保障内容をより充実させるものです。特約のみでの契約はできません。また複数の特約を主契約に付加することができます。

では、主契約と特約という「部分」に注目して、さきほどの契約例を検証してみましょう。上述の保険では、主契約の部分は終身の死亡保険金額150 万円(うち介護保険金額100 万円)のみ。

それ以外の部分は「特約」となっており、有効な期間が限定されています(最長80歳までが一般的です)。このケースでは当初10年間はだいたい月額保険料が2万円ほどですが、11年目以降は特約部分が「更新」となり、更新する年齢で月額保険料が再計算されて上昇していきます。

◆費用対効果は「わかりません」?

更新後の保険料がいくらになるかということは、10年後にどの特約を継続するのか、またいつまで保険に入り続けるのかによって変わってきますので、契約時のタイミングで最終的にいくらになるか正確にはわかりません。つまり、合計でいくら支払うことになり、万一のときに保険金がいくら支払われるのか、ということはこのシミュレートだけではわからないといえます。

つまり、生涯を通じて何百万ものお金を払うことになるにもかかわらず「費用対効果はわかりません」ということでもあるのです。ちなみに、35歳男性がこの契約に入り、60歳まで契約を維持した場合、払う保険料の合計は1000万円を軽く超えてしまいます。この保険の場合、不要な特約をカットするだけで100万円以上は安くなると思われますし、より合理的な保険に代えれば半額以下になるかもしれません。

◆この保険の妥当性は検証不可能

もっとそもそも論で言うと、この保険を勧められた方が、上述のシミュレートを見ただけで「この保障が自らの生活保障として妥当な内容か?」といったことや「他社と較べて保険料は妥当か?」という点を判断するのはたぶん無理でしょう。なぜなら、このケースでは高額の保障がたくさん並んでいるように見えますが、ほとんど特約。主契約だけをみると、「死亡のときに一時金は150万円」となっているだけです。

「パッケージ化されている商品を買えば、なんとなくたくさんの保障が付いていて安心そうだ」と思いきや、ほとんど病院のお世話にもならずにポックリ亡くなった場合だと、1000万円以上の保険料を支払った挙句に、主契約部分の死亡保険金額150万円しか払われない、ということが起こりえるわけです。

もちろん、こういった商品内容を十分理解した上で、保険に加入する分には問題ない場合もあると思います。しかしながら、一般的に生命保険というのは10年以上の長期間にわたる契約です。これだけ多くの保障内容を忘れずに覚えておくというのは、なかなか大変だと思います。

東洋経済やダイヤモンドといった経済紙では、定期的に保険特集が組まれていますが、上述のタイプの保険についてのプロの評価は総じて低めです。「保障内容が極めて分かりにくいこと」「妥当な保障内容か判断出来ないこと」「高いか安いか他社と比較しづらいこと」がその理由です。

ご自身の理解できる範囲で、出来る限りシンプルな保障を、有利な条件で手に入れるようにしたいものです。このエントリーに興味を持たれた方は、よかったら以下のエントリーも参考にされてください。

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