サイゼリヤと俺のイタリアンに共通するお値打ち感の秘密


表紙だけ見て、思わず購入してしまいました。

食べればわかる日本経済 経営トップ会談 
サイゼリヤvs俺のイタリアン(週刊ダイヤモンド2013/7/6号より)


1000店舗以上を展開する「サイゼリヤ」と、星付きレストランなみの高級料理が2分の1以下の格安料金で食べられると大人気の「俺のイタリアン」。同じ外食産業とはいえ、一般人からすればまったく違うように思える業態の両店ですが、実は意外な共通点がありました。

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牛ヒレ肉とフォワグラのロッシーニ。なんと原価割れしているとか・・。
俺の~系列では、このクオリティで1,280円。某高級レストランだと10倍以上のお値段だそうです。

出典:NAVERまとめ


◆どちらも驚くほどコスパがいい

どんなに美味しいお店でも、価格にみあった料理やサービスが提供されていなければ、繁盛することはありません。

家族でよくサイゼリヤに食事に行きますが、グラスワイン(100円)をはじめ前菜にパスタやピザ(すべて500円以内)など、お手頃価格で大人も子どもも満足できる味を提供していることは周知のとおりです。家族4人で行って、3千円を超えることはまずありません。

この値段を実現している裏にある取り組みは、「スタッフに努力をさせない仕組みづくり」だといいます。スタッフに手間を掛けさせてしまう環境だと、どうしても店舗ごとに味やサービスにムラが出る。無駄もでる。その対策として、サイゼリヤのキッチンにはガスレンジどころか包丁もないといいます。余談ですが、社員には科学に裏づけされた発想力と合理的思考が求められるため、正社員の大半が理系出身だそうです。

一方の俺のイタリアンですが、まず驚くのが食事の質と量、それに価格です。トリュフ、フォアグラなどの高級食材をふんだんに使ったボリュームたっぷりの料理が1,000円台で食べられます。フードメニューの原価率は60%を超えるそうで、これは平均の2倍以上の数値だそうです。ドリンクも300円台から、ボトルワインは3000円以下です。

この両社、表面的には価格帯、立地、利用動機、用途などまったく違います。一見しただけでは月とスッポンのように思えますが、他店を圧倒するほど費用対効果が高いという点では見事に共通しています。


◆コスパ最強!の前ではアベノミクスもデフレも関係なし

ただ価格が安い、高いというだけのものではお客様は増えません。価格に見合った品質がよいかどうかが重要です。

さらに加えて、「ストーリー」や「仕組みづくり」があるかどうかが重要だと思います。サイゼリヤだったら
・ミラノ風ドリア(299円)は、1,000回以上も改良を加えられている
・驚異的な低価格で中国に進出して上海で大人気チェーンになっている
とか、俺の~系列店だったら
・すべての店舗で、超お得なスぺシャリテ(特別料理)がある
・三ツ星店で働いていたシェフが多数働いている
・外食産業に参入してまだ2年なのに、もう20店舗に迫る勢いで大評判
とかです。このような話題や仕組みが、新たな顧客やリピーターを呼び込むのです。

この両社がなぜ売れているかと言えば、自身の信念を追求してきた結果だと言います。要は、満足感が高いことが重要だと。最後に「アベノミクスやデフレは一切関係ない。お客さんが満足してくれればまた来てくれる。それだけ!」と言いきるサイゼリヤ会長が、なんだかとってもカッコいいと思うのでした。以下、サイゼリヤ会長の著書です。

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