社員が奇人変人っぷりを伸ばしたら会社は活性化すると思う件


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ジョブスにはなれなくても、奇人・変人ぶりを伸ばすことって実は会社の活性化につながるように思います。

◆凄まじい活躍をみせる営業の極意

最近すごいなと思った変人の営業さんがふたりいます。

ひとりは、新規のアポ取りさせたら、1か月に30件とか凄まじい数の法人アポイントを取ってくる営業マンです。前なにやってたの?と聞くと元自衛隊員でした。2007年の新潟県越中沖地震の際は、必死で土嚢を積んでたとかで、とにかく根性が違います。

彼に言わせれば、怒鳴られようがなんだろうが、死ぬ危険性もケガするリスクもない。やればやっただけ認められる営業職は、本当に楽しいとか。彼は空気なんて読みません。とにかく自分のペースでガンガン電話を掛け、メールをして、知りあった人をどんどん巻き込んで新規のアポイントを取っていきます。

もうひとりは、まったく電話もメールもしないのに、確度の高い大型案件を持ち込んでくる営業マンです。
これまでの仕事の評価と口コミ、それに主催する有料コンサルティングやセミナーなどを通じて、次々に仕事を取ってくる。ついたあだ名が「無営業くん」。はたから見ると、それほど仕事をしているようには見えないのに、不思議と結果をあげる達人です。

こういう人は、まさに異才です。それにしても人によって色々なやり方があるもんだと思いましたが、この二人に共通していた点があります。

それは「仕事しなければいけない」「成果を上げなければいけない」という義務感をもっていないということでした。無理しないで楽にやれる自分なりのやり方の中で勝負している。自分の好きなやり方でやっているからストレスもたまらず、やればやっただけ成果がでるから楽しくなる。これが好循環となって、本人も周りをも幸せにするスパイラルをとなっているようでした。

◆ワタミは本当にブラックか?

ワタミ社長が社員に365日24時間、死ぬまで働くことを強要していたと非難されていますが、この記事のワタミ社長の主張にあるように

『「仕事は、成し遂げるもの」と思うならば、「勤務時間そのもの」に捉われることなく仕事をします。なぜなら、「成し遂げる」ことが「仕事の終わり」であり「所定時間働く」ことが「仕事の終わり」ではないから』

という姿勢で仕事をしている人は、世の中にわんさかいるでしょうし、そういう人材こそが日本を支えているとも思うのです。

翻って最近の風潮として、「よく知らないけど周りがブラックって言うからブラック」とかいうような気配が感じられて仕方がありません。ワタミの社是は「地球上で一番ありがとうを集める会社になろう」というものです。何年か前にそこで働くワタミ社長と社員の取り組みを特集したTV番組を観ましたが、とにかく自分の仕事を誇らしげに前向きに語られていた話していたことを覚えています。

中小企業で働いている自分としては、プロセスよりも結果であり、ひとりあたりの生産性がなにより大事と考えています。そういう意味では「仕事の終わり=成し遂げること」というワタミ社長の考え方は、(24時間365日働け!というのは言いすぎにしても)部分的には理解できるところがあります。

◆ブラック企業の定義は、人それぞれである

わたしの前職(IT系)の経験です。職場のオフィスビルは深夜でも煌々と電気がついていて、「不夜城」と揶揄されるほどでした。繁忙期やシステム稼働の本番時期(納期)が迫っている時、会社の重要凜儀日の前日なんかだと、深夜0時を過ぎても仕事している人がたくさんいました。

個人的にも100時間/月以上の残業はザラでしたし、終電後タクシーや泊まり込みでの仕事も普通にありました。若い時に自分の時給をカウントしてみたら、マックのバイト代より安くて思わず笑ってしまいそうになったこともあります。

そんな会社はブラックか?というと、これは社員の感じ方によるような気がします。わたしは修行と割り切って働いていたからか20代後半ぐらいで割と大きなプロジェクトを経験させてもらえましたし、キツイからこそプロジェクトが成功した時の達成感は素晴らしいものがありました。

その一方で緊張感があり拘束時間も長いという仕事がら、多忙やストレスなどで精神的に病んでしまう人も他の業種より多めだったように思います。そんな方やその家族からみれば、間違いなくブラック企業でしょう。でもそれもまた、会社の一側面に過ぎないとも言えます。

◆好きで好きで仕方がなくなること

個人的に尊敬する幻冬舎の見城社長は著書で、「日曜日が苦痛だ」と書いておられました。理由は簡単で、日曜日は仕事ができないから。仕事がなにより好きな見城社長ならではの価値観ですが、一般的に「日曜日が苦痛だ」と言ったら奇特なひと扱いされると思います。

けど好きなもんは好きなのだという考え方で仕事をしているほうが、よっぽど楽しいし能力も伸びるでしょう。個人的には一目ぼれというのは信用していないので、日々の仕事にこだわって、少しづつ好きになっていくしかないように思います。

これからの競争社会で稼いでいけるようになりたいと思ったら、バリバリ働いてスキルを磨くしかありません。そして多かれ少なかれ、まったくの凡人というひとは実は少なくて、誰もが少しは奇人変人だったりこだわりのエッセンスを持っているように思います。同様に、今やっている仕事の全てがイヤでイヤでたまらないという人も少ないのではと。であれば、会社の中で少しだけ奇人変人っぷりを発揮してみて、面白い部分を探して味わう方が好みです。

見城社長の語録より:「絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ

幻冬舎 見城社長とサイバーエージェントの藤田社長の対話本。これからの働き方を考える上で参考になりました。面白かったです。

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