妊娠前後に検討しておくとイイかもしれない保険の話


先日、子どもができる前に保険を見直したいという30代の友人夫婦から、相談を受けました。

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子育て世帯では、子どもが増えることによって家計の保障や妻の医療保障について見直しを考えたい場合があると思います。そういった際のポイントについて、何点かまとめてみます。

◆見直しを考えるのであれば、まずは夫の死亡保障から

これまで共働きで働いていた家庭に子どもが出来た場合だと、奥さんが休職もしくは専業主婦となる場合がほとんどだと思います。このケースだと、家計の担い手が夫ひとりとなるので家計へのダメージがシングルインカムの家計に比べて大きくなります。よって、見直すならまずは夫の死亡保障から手を付けるべきと思います。

◆妊娠中は、妻は保険に加入できない?

妊娠がわかったら、奥さんは自分の体やお腹の赤ちゃんに気遣うようになります。と同時に、医療保険にも入って出産に備えようと考える人も案外多いものです。まず加入できるかどうかですが、妊娠中に医療保険に加入をしようとしても制限がある場合がほとんどです。通常の妊娠は病気ではないので加入ができるのですが、加入できる時期が決められています。

◆妊娠7か月(27週以内)が保険加入の分かれ目

保険会社によって医療保険に加入できる,できないは異なり、医療保険に加入できるタイミング、内容が細かくきめられています。おおざっぱに言えば、
・妊娠7ヶ月まで(27週以内)は加入できる。
・ただし、帝王切開を含む異常妊娠・異常分娩は部位不担保(ぶいふたんぽ)となる。

というのが一般的です。

要は、「妊娠が発覚してからでも加入はできるけど、帝王切開などの場合には手術給付金などは払われませんよ」ということです。逆に言えば、加入が妊娠発覚前であれば帝王切開、早産などの手術費用、入院費用などは医療保険が効く、ということでもあります。

そして妊娠7か月を過ぎてしまうと、出産後、一定期間が経過するまでは、いかなる生命保険にも加入できなくなります。

◆医療保険に加入できても、すでに判明している妊娠については保障の対象外。
部位不担保(ぶいふたんぽ)とは?


妊娠中に医療保険に加入できたとしても、これ実は普通の契約ではありませんので、注意が必要です。妊娠中に加入した医療保険は殆どすべての場合、子宮部位など妊娠に伴うリスクは不担保(保障対象外)となります。この不担保に該当する場合はどういうケースがあるかというと、帝王切開、子宮外妊娠、全治胎盤、妊娠悪阻(つわり)、妊娠中毒症、流産、早産などがあります。これらは、妊娠がわかってから加入すると全て医療保険の対象外になってしまいます(ただし、健康保険の対象になりますので3割負担にはなります)。

医療保険では、正常な妊娠や分娩では給付されませんが、異常妊娠、異常分娩による入院、手術が給付金対象となります。ここだけを見れば、妊娠が分かる前に医療保険に加入することは意味がありそうです。

では妊娠中に医療保険に入ることは、全くのムダなのでしょうか?それがそうとも言えないのです。妊娠中に医療保険に入っていれば、最初の妊娠が帝王切開になった場合は保障はおりませんが、次の妊娠では対応できるからです。
(一方、医療保険に入っていない状態で帝王切開になった場合は、最低でも数年間は子宮部位の保障は全く受けることが出来なくなってしまいます)


◆不妊治療を受けている場合は?

実は、冒頭の友人夫婦からの質問はコレでした。初婚年齢がだんだん遅くなっている今の世の中、さまざまな理由により、不妊治療を受けている方も多くいらっしゃると思います。

不妊治療を受けている場合、「はじめて着床した場合に双子や三つ子など多胎妊娠する可能性が通常妊娠に比較して高くなる」という説があります。

多胎妊娠の場合、ほぼ確実に入院することになりますし、帝王切開を行う可能性も高くなります。その際に入院保険に入っている場合と入っていない場合では、費用の負担が大きく異なります。そう考えると予め医療保険を検討しておく意味はあると思います。なお、不妊治療は告知事項に該当しますが、「部位不担保」に該当するかしないかは、保険会社により異なります。問題なく無条件で加入できるケースもありますので、複数の会社を比較してみるとよいかと思います。

まずは、ありのままを無料相談などで告げてみて、どのような選択肢が取れそうかをご確認されてみるのがよいかと思います。

なお、不妊治療を受けられている方にとって朗報となるかもしれないのがこちら。
1回30~40万円ともいわれる、高額な不妊治療の自己負担を軽減する、新しい保険が金融庁に容認される方向だというニュースです。こちらは別途、正式に決まったらあらためてブログで取り上げたいと思います。

【参考リンク】
不妊治療に新保険を本格検討 金融庁

子どもが産まれたから学資保険はどうか?というのは以前書いたエントリーがありますので、参考になれば幸いです。結論から言ってしまうと、インフレにも対応できませんし利率も対してよくないので、加入はオススメしませんが。

利回りは日本の10倍以上。海外の学資プランが凄い

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