個人事業主、法人経営者にオススメ 60歳で数千万円のじぶん年金を作る方法


生命保険というと「ウサン臭い」「義理、人情で加入するもの」「どれに入っても同じ」「保険料が安ければ安いほど良い」と思われがちですが、目的に応じた商品、加入の仕方を選ばないと、実は有利な商品がまったく違ってきます。

前のエントリーで「生命保険でも戻りの良い商品もある」と書いたら、Twitterやはてなブックマークのコメントで、「そんな訳ない」「生命保険で戻りが良いなんてある筈がない」という指摘も多くありました。

そこで一例として、タイトルどおり「個人事業主」や「法人を経営している方」であれば、在職時のキーマン保障を取りながら、退職金の引き当てを行なうことが出来る(=じぶん年金を作ることが出来る)やり方があるというサンプルプランをご紹介します。なお、以下ご紹介するものは、国内で営業している生命保険会社から販売されており、れっきとした金融庁認可が取れている商品を使ったプランです。

◆長期定期保険を活用したプラン

契約者:個人事業主、もしくは法人

被保険者:35歳 男性(非喫煙)

保険種類 :長期定期保険

死亡保険金:1億円

年払保険料:174万8,400円

月額に換算しますと、約15万円の保険料を払うことになります。かなり高額に思えるかもしれませんが、個人事業主の方や法人経営者の方のなかには、金融機関から融資を受けていて連帯保証人となっていたり、従業員の生活を預かっていたり、倒産などのリスクを抱えていたりしますから、個々の状況に応じてではありますが、死亡保険金額はサラリーマンより高めに設定するのが一般的です。

この保険に加入したら、どうなるでしょう。概算のシミュレートではありますが、このようになります。

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1年目こそ払い込んだ保険料に対する積立部分(解約返戻金)は38.1%と少ないものの、5年目に解約すると86.7%、10年目だと96.0%、15年目には99.5%と、10年以上経過すれば払いこんだ保険料のほぼ全額が戻ってくることになります。もちろん、解約するまでは死亡保険金は1億円が設定されていますから、万が一の際には個人事業主の方だったらご家族に、法人契約だったら会社に1億円が支払われます。

さらにこの保険、法人契約で加入すれば、毎年の年払保険料の1/2は損金算入できます。利益が発生すれば法人税の課税対象になりますが、この保険を例にとると174万8,400円の1/2、約88万円を毎年費用化されますから、利益を圧縮して将来に向けた積み立てとすることができることになります。解約したときにこの分が解約益となるわけですが、同じ年度内の処理で法人が退職金として支払えば、この解約益を相殺できるのです。

上記の例から具体的に考えてみますと、契約して25年後(60歳)の時点で、累計で4,371万円払っていますが、この時点で積立部分(解約返戻金)は4,563万円あります。この年度に解約した時の経理処理は、以下のようになります。

借方 現金 4,563万円  貸方 前払保険料  2,186万円
                雑収入    2,377万円

何もしなければ、2,377万円の雑収入が解約益となり課税対象となりますが、同じ年度に退職金を支払えば、この雑収入を相殺することができるというワケです。個人でこの保険に加入することもできますが、その場合は報酬から所得税、住民税、社会保険料を払ったあとの可処分所得のなかから保険料を支払うことになります。法人契約とすれば、法人税負担を減らしながら払い込みを行なうことができますから、個人で加入するより法人で加入した方が有利といえます。

まとめますと、
「在職時は1億円という高額の保障を取りながら」
「(法人契約の場合に限り)毎年の利益を繰り延べ(=法人税負担を減らすことが)でき」
「緊急予備資金としても使うことができる外部拠出金をつくることで」
「将来の退職金、じぶん年金を積み立てていくことができる」

というように、1つの保険で4つの役割を果たすことができるプランです。

これは「35歳男性」を例にしていますが、年齢や性別、毎年の保険料がいくら払えるか、毎年いくら損金算入したいか、何年目に幾らの解約返戻金を取りたいか、などによって、最も有利なプランは変わってきます。

保険会社によっても大きく異なります。上記の例だと25年後(60歳時点)の返戻率は104.4%ですが、同じような保険金額・コストでも、パフォーマンスがよくない商品に入ってしまうと、20~30%程度も戻りが悪い商品もあります。毎年払い込む保険料も高額ですから、複数の会社なり営業マンなりに、相見積もりを取ることは必要不可欠です。

これだけの違いがありますので、よく比較してみて、個人にとっても法人にとっても、最も有利になる商品を選びたいものです。興味がある方は、こちら↓も参考にされてください。

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