既存の保険を見直す場合の手続きと留意点

既存の生命保険を見直す場合、まず確認すべきは見直す理由です。一般的に見直す理由は以下の3点です。
(1)お付き合い等で加入したため、そもそも何のための保険なのか分からない
(2)他の保険会社・商品と比較せずに契約したため、相対的な効果が最良か分からない
(3)当時は合理的な判断で加入したが、今の商品と比較したらどうなるかが分からない

順にご説明します。

(1)お付き合い等で加入したため、そもそも何のための保険なのか分からない

契約に至った経緯はどうあれ、この状況が最も危険です。リスク対策の保険のはずが、誰のため・何のために加入しているか分からない状況ですから、保険の体をなしていない状況と言えます。
1990年代以前に加入された保険であれば、金利が高い時代に加入されていることから相対的に有利な「お宝保険」と言われる商品に加入されている場合もありますが、出口戦略がしっかりしていないと問題です。年間で支払うことになる保険料、保障内容、解約した場合に支払われる積み立て額(解約返戻金)等を確認のうえ、継続・乗り換え・解約の判断をくだすべきです。

(2)他の保険会社・商品と比較せずに契約したため、相対的な効果が最良か分からない

加入された年や被保険者年齢、保障内容等によって、有利な商品なのか不利な商品なのかの判別が可能です。保険證券や設計書等に記載されている情報と、現時点で解約するとどうなるかを契約された保険会社のコールセンターや担当営業に確認したうえで、客観的なアドバイスをしてくれる、法人保険に強い乗合代理店(複数の生命保険会社を取り扱う代理店)に相談することをお勧めします。

(3)当時は合理的な判断で加入したが、今の商品と比較したらどうなるかが分からない

生命保険は、一度加入したらそのまま見直しをせずに塩漬けになっていることが多いものです。当初は合理的な判断で契約したとしても、契約してから5年、10年、15年と経過してくると、様々な理由で現時点の経営状況と保険の内容がマッチしていない状態になりがちです。そういった場合には、いま販売されている商品と比較してみて合理的な内容になっているかどうか、どのタイミングで解約すべきか、あるいは払い済み(翌年以降の保険料を払わないようにすること)や名義変更(契約者等を変更すること)など、契約者・被保険者にとってもっとも有利になる手法が何かを確認されることをお勧めします。

上記した以外のケースですと、加入した際に想定していた保険の出口(法人の経理処理など)と、現在の税制等が異なっていることが考えられます。
法人契約の場合、保障内容はもとより各年度および解約時の経理処理などをセットに考えることが必要不可欠になりますので、法人保険に強い代理店や顧問税理士に相談したうえで見直しするのがいいでしょう。

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