新規に加入する場合の手続きと留意点

新たに保険に加入する場合の手続きとしては、一般的に(1)生命保険契約の申し込み書類、(2)健康状態の告知、(3)第1回目保険料の振込、の3点が必要です。以下、概要です。

(1)生命保険契約の申し込み書類

①申込書
②意向確認書
③(2年目以降の保険料支払いを引き落としとする場合)預金口座振替依頼書

この3書類は、ほぼ全ての生命保険会社で必要です。これに加えて、保険会社によって「法人保険契約の経理処理についての同意書」「(従業員契約の場合)付保に関する同意書」「約款の受領書」などが必要なケースもあります。

(2)健康状態の告知

①告知書
②(死亡保障性の商品の場合)健康状態についての証明書

①については、「最近3か月以内の医師の診察歴」や「過去5年以内の入院・手術歴」などについて、所定の用紙に自己申告で記載する必要があります。②については、保険会社・年齢・保険金額・保険種類などによって異なります。保障額が比較的小額であれば不要な場合もありますが「会社で受けた健康診断書か人間ドックの写し」が必要なケースが一般的です。もし会社で受診していなければ、保険会社の指定嘱託医で健康診断を受けることとなります。

健康診断書などを添付した場合、被保険者のBMIが32以上で肥満気味となっていたり、最高血圧が140以上・最低血圧が90以上など高血圧と診断されていた場合、保険会社の審査結果として、「保険料の割り増し」「保険金の縮小」「特定部位の不担保(例:心臓疾患は補償の対象外)」など、契約者および被保険者にはあまり好ましくない条件がつくケースがあります。最悪のケースは、「謝絶」すなわち「今回の申し込みは受けられません」という回答が出てしまうことです。こうなってしまうと、その保険会社に同一被保険者は二度と加入できません。

(3)第1回目保険料の振り込み

一般的に第2回目の保険料からは銀行引き落としか振り込みかを選べますが、第1回目保険料に関しては振り込みが必要です。
法人保険は保険料が多額になることから、手順としては(1)生命保険契約の申し込み書類、(2)健康状態の告知、の2点に問題がないと判明してから振り込み手続きを行なうべきです。

以上の(1)(2)(3)が全て問題なく実施されて、はじめて生命保険成立の要件を満たします。決算対策などで保険を活用することを検討する場合には、「すべての書類の日付が当該法人の決算前であること」「(2)告知が嘱託医扱いの場合、医者に掛かったのが決算前であること」「(3)振り込んだ後の保険会社での着金確認が決算日以前に完了していること」などが必須要件となりますので、余裕をもって手続きを完了されることをお勧めします。

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