保険見直しのテクニックと、保険の納品

保険の見直しには技術的な要素を検討することが必要不可欠

ここまで述べてきたように、保険を見直すときに必要なことはご自身に必要な保障をゼロベースで考えることです。そして、その次にあるべき姿と現在加入している保険のギャップを埋めるために、どんな方策が取れるかを具体的に検討してみるのです。

保険の見直しというと、今あるものを解約して新しい保険に加入し直すというイメージが強いかもしれませんが、実はそうでもないのです。というのも、今入っている保険が全くもって非合理的なものであれば解約して新加入という場合もありますが、今の保険がよいものであれば、それを生かしつつ見直しを考えることも必要だからです。

加入されている保険内容は人によって異なりますから、どのようなテクニックを使ってあるべき保障を取れるようにするか、というのは人によって全く変わってきます。 たとえば、現状の保険の内容そのものには問題がなく、単に保障が大きすぎる場合には「減額」という一部解約(特約がたくさんついていてその部分が過剰な場合は「特約のみの解約」を行う)が考えられます。逆に保障が小さすぎる場合には不足分だけを追加するやり方が考えられます。

現状の保険が、保障額は大き過ぎるが利回りの高い時代に加入されたもので今解約するのがもったいない、という場合には「払済」という手段が考えられます。これはその時点で払いこむのをやめて、保険会社にプールされている積立金で買える保障内容に切り替える方法です。今後保険料を払い続けるのをやめますから、当然保障内容は小さくなりますが、割安な保険料で買った保障を有効に活用できるのです。

保険の見直しにはこのような技術的な要素を検討することが必要不可欠です。そして、見直しの結果として現状の保険が適切な保障内容、合理的な保険契約ではないことに気づき、新しい保険に加入したいと判断される方が多いのもまた事実です。そういったときには、適切な保障を取れる合理的な商品を検討する必要があります。 そして、その場合に大切になってくるのがその方の健康状態です。過去5 年以内の健康診断結果の異常や病気歴、手術歴など、申込時点には保険会社に健康状態を告知する
必要があるからです。

申込時点の健康状態や過去の病歴などによっては、保険料の割増や保険金に制限が付くなど、何らかの条件が付く場合があります。最悪の場合は、「謝絶」といいますが保険会社から「今回のお申し込みは受けられません」といってくる場合もあるのです。
そして、一回謝絶となってしまうとその会社の保険には二度と入れないことが多いのです。「年齢や年収などに対して保険金額が高すぎる」と保険会社に判断された場合でも、条件が付いたり謝絶となってしまうこともあります。

ここで大切になってくるのは、セールスパーソンの専門性や技術力です。申込内容や被保険者の健康状態と、保険会社の受け入れ基準を照らし合わせて、「謝絶」という最後通達を突き付けられないようにする必要があるためです。もし一社専属のセールスパーソンに見直しを依頼していた場合、「謝絶」といわれてしまったらそこでおしまいです。代替手段がありません。その一方、複数の会社を乗り合っている代理店の場合だったら、2 番手、3 番手の候補を用意することができます。その他にも、あらかじめ被保険者の健康上のリスクなどが分かってれば、そのリスクを引き受けてくれる生命保険会社をあらかじめ調査しておくということもできるのです。

そして、最後に大切なことは生命保険の納品です。生命保険で契約者にとって最も肝心なことは、被保険者に万が一のことがあったときにしっかり死亡保険金が遺族に、解約時に積立金が契約者に支払われることでしょう。他にも、夫が契約者・被保険者で妻が保険金受取人であった場合に、妻が先に亡くなってしまい、保険金受取人を変えておかねばならないときの保全手続きなど。生命保険は超長期の契約ですから、考えられる手続きはたくさんあります。 こういった際、必要なオペレーションや書類手続などは生命保険各社によって全く異なるのです。それらを契約者・被保険者がいちいち理解して自ら動くのは大変なこともあるでしょう。だからこそ、お客様の代理人となって複雑な事務処理を代替してくれる仕組みが重要になるのです。

保険の見直しという「入口」にも、保険の納品という「出口」にも、高度な専門知識が必要となることが多いのです。一般的に数十年という長期にわたっての契約となる生命保険ですから、保険会社の立場ではなく、お客様の保険購買・納品代理業として動いてくれる、高い技術力とマインドを伴った代理店、担当者と付き合うことが、保険の見直しを成功させる近道といえそうです。

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