オーナー経営者のリスク対策とは?

あらためて経営の課題点を整理してみると、おのずと保険の加入目的が明確になってきたのではないでしょうか。4つとも全部必要だとお感じになった方もいらっしゃるかも知れません。

全てに備えられれば理想的ですが、今の日本の保険料でいうと、相続対策で50歳男性が1億円の保障を作るといった場合、効率よく準備したとしても6000万円以上の保険料負担が発生してしまいます(終身保険で15年払い込みとして)。こうした事例からもお分かりいただけるかと思いますが、よほど利益が出ていて生命保険に投入できる資金がたくさんある企業は別にして、事業保障、相続・事業承継、勇退資金準備、緊急予備資金対策のすべてに対して万全に保険で備えるというのは非現実的な話です。

そこで考えられる方法は3つです。

① 「リスクに備える方法は本当に保険しかないのか?」を考えること
② 加入すべき保険について、緊急性の高さで優先順位をつけること
③ ひとつの保険で複数の目的を兼ねる、柔軟に使える保険を加入すること

経営者個人や会社の諸条件と保険商品の条件を見比べながら優先順位を検討するためには、必要とされる知識や技術は少々高度になってきます。こうした方法は、社長個人の判断やテクニックだけでできるものではありません。本書で基本的な知識は身につけた上で、信頼できる保険コンサルタントなど、プロに相談するのが得策です。
 

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